Ubuntu 初期設定(ls、vimの色とか)
Ubuntu 18.0.4をインストールした直後の設定をメモしておきます。
特にlsとvimの色が見にくいのでその辺変えていきます。
lsの色変更
lsの色はLS_COLORSという環境変数に設定しますが、直接編集するのは大変なため、dircolorsコマンドを使います。
1.設定ファイルをgitからclone
$ git clone https://github.com/seebi/dircolors-solarized.git .dircolors-solarized
.dircolors-solarizedディレクトリには以下の4つの設定ファイルがあり、この中から色を選びます。
・dircolors.256dark
・dircolors.ansi-universal
・dircolors.ansi-dark
・dircolors.ansi-light
今回はdircolors.256darkにします。
2.dircolorsコマンドで設定ファイルを読み込む
$ eval $(dircolors ~/.dircolors-solarized/dircolors.256dark)
これだけで変更完了。
設定前
設定後
特にディレクトリの紺色が水色に変わり見やすくなっています。
3.bashrcに記述
今のままでは再起動すると設定が元に戻るため、eval文を.bashrcに書いておく。
vimの色変更
vimの色を変更するには:colorschemeコマンドで確認、変更できる。
1.vimで適当なファイルを開き、:colorscheme[space][tab]と入力
tabを押すたびに、blue、dark blue....などと入力値が変わっていく。Eneterを押せば即時にvimの色が変わる。
これで好きな色セットを確認していく。
しかし、これは一時的な設定のため、.vimrcファイルに設定を保存する必要がある。
2..vimrcファイルを作成し、colorschemeを記述
.vimrcファイルがない場合は$HOMEに.vimrcファイルを作成する。
$ vim .vimrc
作成と同時に編集モードになるので、iを押して、
colorscheme [好きな色]
と一行記述して保存(:wq)すれば、今後は設定した色が適用される。
個人的にはronがおすすめ。
プロンプトの変更
プロンプトは$PS1という環境変数に格納されている。
$ echo $PS1 \[\e]0;\u@\h: \w\a\]${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[01;32m\]\u@\h\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\w\[\033[00m\]\$
中間の辺りにある、\u@\hの部分が実際に表示される部分
\u | ユーザー名 |
\h | ホスト名 |
\W | 今いるディレクトリ名 |
\$ | 一般ユーザーの時「$」、rootの時「#」 |
また、色は\u@\hの手前の、[\033[01;32m\]の部分
0;30m | Black | 1;30 | Dark Gray |
0;31m | Red | 1;31m | Light Red |
0;32m | Green | 1;32m | Light Green |
0;33m | Yellow | 1;33m | Light Yellow |
0;34m | Blue | 1:34m | Litght Blue |
0;35m | Purple | 1;35m | Light Perple |
0;36m | Cyan | 1;36m | Light Cyan |
0;37m | Light Gray | 1;37m | White |
実際の変更は.bashrcにPS1=で始まる同文が記述されているため、そこを編集する。
if [ "$color_prompt" = yes ]; then PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[0;36m\]\u\[\e[0:36m\]:\[\033[0;36m\]\w\[\033[0;37m\]\$ '
編集後は、source .bashrcをして変更を反映させる。